たい焼き・今川焼き・大判焼きの違いとは?地域で変わる呼び名と保存・温め直しのコツ

目次

この記事の要約

寒い季節に食べたくなる、たい焼きや今川焼き。どちらも小麦粉の生地であんこを包んで焼いたお菓子ですが、違いは何でしょうか。

たい焼きと今川焼きの違いは、主に「形」です。

たい焼きは、鯛(たい)の形の焼き型で焼いたものです。

今川焼きは、丸くて厚みのある、円柱形の焼き型で焼いたものです。

生地の材料や、中身のあんこは、ほとんど同じことが多いです。

さらに、今川焼きは、地域によって呼び名がとても多いお菓子です。大判焼き、回転焼き、おやき、二重焼き、太鼓焼きなど、同じ丸いお菓子に、たくさんの名前があります。

冷めたり、固くなったりしたたい焼き・今川焼きは、電子レンジで温めてから、トースターで焼くと、皮がパリッと、中はふんわり戻りやすくなります。

食べきれない分は、1個ずつラップで包んで冷凍できます。

この記事では、形と呼び名の違い、中身の種類、保存方法と温め直しのコツをまとめます。

結論:違いは形。鯛の形がたい焼き、丸い円柱形が今川焼き(地域で呼び名が多い)

先に結論をお伝えします。

比較たい焼き今川焼き(大判焼き・回転焼きなど)
形鯛の形丸く厚い円柱形
生地小麦粉、卵、砂糖など小麦粉、卵、砂糖など(ほぼ同じ)
中身あんこが定番。カスタード、クリームなどあんこ、カスタード、クリームなど
皮の食感薄い部分はパリッと、尻尾はカリッとふんわり、厚め
あんこの量頭から尻尾まで入っているかは店によるたっぷり入っていることが多い
呼び名ほぼ全国で「たい焼き」地域によって呼び名が多い

※一般的な傾向です。店によって生地の配合や食感は異なります。

保存方法目安ポイント
常温当日中暑い時期や暖房の効いた部屋では早めに
冷蔵翌日程度皮が固くなりやすい。温め直して食べる
冷凍2週間〜1か月程度1個ずつラップで包む

※一般的な目安です。市販品は表示を優先してください。

Know:たい焼きとは

鯛の形の焼き型

たい焼きは、鯛の形をした焼き型に、生地を流し入れ、あんこをのせ、さらに生地で覆って焼いたお菓子です。

明治時代ごろに東京で生まれたとされています。由来には諸説があります。

なぜ鯛の形?

鯛は「めでたい」に通じる縁起のよい魚で、高級魚でもあったため、庶民にも縁起のよい形のお菓子を、という思いで作られた、という話が知られています。

焼き方の違い

焼き方特徴
一丁焼き(天然物)1匹ずつ、重い鉄の型で焼く。皮が薄くパリッと
連式の型(養殖物)複数の型がつながった機械で、一度にたくさん焼く

一丁焼きのたい焼きは、「天然物」と呼ばれることもあり、皮が薄く、香ばしいのが特徴とされています。

頭から食べる?尻尾から食べる?

「たい焼きを頭から食べるか、尻尾から食べるか」は、よく話題になるテーマです。決まりはないので、好きなほうからどうぞ。

Know:今川焼きとは

丸い円柱形

今川焼きは、丸くて深い焼き型に生地を流し入れ、あんこをのせ、もう片方の型の生地と合わせて焼いたお菓子です。

名前の由来

江戸時代、江戸の神田にあった「今川橋」の近くで売られていたことから、「今川焼き」と呼ばれるようになった、という説がよく知られています。由来には諸説があります。

地域によって呼び名が多い

呼び名よく使われるとされる地域(一例)
今川焼き関東など
大判焼き東北、北海道、中国地方など広い地域
回転焼き関西、九州など
おやき北海道の一部など
二重焼き広島など
太鼓焼き・太鼓饅頭関西、中国地方の一部など
御座候(ござそうろう)兵庫など(商品名に由来)
甘太郎焼き一部地域

※呼び名の地域分布は、調査や情報源によって異なり、同じ地域でも複数の呼び名が使われています。 店名や商品名が、そのまま呼び名として広まった例もあります。

長野の「おやき」とは別物

長野県の郷土料理「おやき」は、小麦粉やそば粉の生地で、野沢菜や野菜、あんこなどを包んで、焼いたり蒸したりしたものです。今川焼きを「おやき」と呼ぶ地域の「おやき」とは、別の食べ物です。

Compare:似ているお菓子との違い

お菓子形生地特徴
たい焼き鯛小麦粉皮の薄い部分がパリッと
今川焼き丸い円柱小麦粉ふんわり厚め
どら焼き平たい円形2枚小麦粉、卵、はちみつ焼いた皮であんこを挟む
人形焼き人形や動物などカステラ風の生地東京・浅草の名物として知られる
鈴カステラ鈴の形カステラ風の生地中身なし
ベビーカステラ小さな丸カステラ風の生地お祭りの屋台で

Know:中身の種類

中身特徴
つぶあん定番。小豆の粒感
こしあんなめらか
白あん上品な甘さ
カスタード子どもに人気
チョコレート洋風
抹茶あんほろ苦い
さつまいも・栗秋冬の限定
チーズ・ハムなど甘くない食事系

カスタードやクリームが入ったものは、あんこより傷みやすいので、早めに食べてください。

Do:保存方法

当日中なら常温

  • 買ってきたら、紙袋から出して、粗熱をとる
  • 直射日光や暖房の近くを避ける
  • その日のうちに食べる

紙袋の中に入れたままにすると、湯気で皮がしんなりします。

翌日食べるなら冷蔵

  • 粗熱をとってから、1個ずつラップで包む
  • 冷蔵庫で保存し、翌日までに食べる
  • 食べる前に、必ず温め直す(冷たいままだと皮が固い)

カスタードやクリーム入りは、冷蔵して早めに食べてください。

長く保存するなら冷凍

  1. 粗熱をとる
  2. 1個ずつラップでぴったり包む
  3. ジッパー付き保存袋に入れて、空気を抜く
  4. 2週間〜1か月程度で食べきる

冷凍したたい焼きを、そのままお弁当に入れて、自然解凍する使い方もあります(季節や保冷に注意)。

Do:温め直しのコツ

皮をパリッとさせたいなら「レンジ+トースター」

  1. ラップをして、電子レンジで温める(常温・冷蔵なら500Wで20〜30秒、冷凍なら1分前後)
  2. ラップを外して、トースターで2〜3分焼く
  3. 焦げそうなら、アルミホイルをかぶせる

電子レンジで中まで温めてから、トースターで皮を焼くと、中はふんわり、皮はパリッとなります。

電子レンジだけ

手軽ですが、皮がしんなりします。やわらかい食感が好きな人に向いています。

トースターだけ

冷凍のままトースターに入れると、皮が焦げても中が冷たいことがあります。アルミホイルで包んで、低めの温度でじっくり温めてから、最後にホイルを開けて焼くとよいでしょう。

フライパン

油をひかずに、弱火で両面を焼き、ふたをして蒸し焼きにすると、中まで温まり、皮も香ばしくなります。

注意

温めたあんこやカスタードは、とても熱くなります。少し冷ましてから食べてください。

Decide:選び方

こんな人におすすめ
皮のパリッと感が好き一丁焼きのたい焼き、たい焼きの尻尾
あんこをたっぷり食べたい今川焼き
子どもとカスタード入り(早めに食べる)
まとめ買いして冷凍あんこ入りがおすすめ(カスタードより冷凍向き)

この記事で参照した情報について

たい焼きと今川焼きの由来、呼び名の地域による違いについては、一般に紹介されている内容をもとに整理しています。由来には諸説があり、呼び名の地域分布は情報源によって異なります。

保存方法や温め直しの時間は、家庭で行う場合の一般的な目安です。商品や大きさ、電子レンジ・トースターの機種によって変わります。 市販品は、表示された期限と保存方法を優先してください。

温めたあんこやカスタードは熱くなるので、やけどに注意してください。小麦や卵、乳などを使っているので、アレルギーのある方は原材料を確認してください。

この記事では、特定の店名は記載していません。

よくある質問

Q. たい焼きと今川焼きの違いは何ですか?

主な違いは形です。鯛の形の型で焼いたものがたい焼き、丸く厚い円柱形の型で焼いたものが今川焼きです。生地や中身はほぼ同じことが多いです。

Q. 今川焼き・大判焼き・回転焼きは同じものですか?

同じ丸いお菓子を、地域によって違う名前で呼んでいることが多いです。

Q. 今川焼きの名前の由来は?

江戸の神田にあった今川橋の近くで売られていたことから名付けられたという説がよく知られています。諸説あります。

Q. たい焼きはどれくらい日持ちしますか?

常温で当日中が目安です。翌日なら冷蔵、長く保存するなら冷凍してください。

Q. たい焼きは冷凍できますか?

できます。粗熱をとって1個ずつラップで包み、保存袋に入れて2週間〜1か月程度で食べきってください。

Q. 冷めたたい焼きの皮をパリッとさせるには?

ラップをして電子レンジで中まで温めてから、ラップを外してトースターで2〜3分焼くと、皮がパリッとします。

Q. カスタード入りも保存方法は同じですか?

カスタードはあんこより傷みやすいので、当日中か、冷蔵して翌日までに食べてください。

Q. 長野のおやきと、今川焼きのおやきは同じですか?

別の食べ物です。長野のおやきは、野沢菜や野菜などを包んで焼いたり蒸したりした郷土料理です。

まとめ

たい焼き・今川焼き・大判焼きの違いを整理します。

たい焼きと今川焼きの違いは、主に形です。鯛の形がたい焼き、丸く厚い円柱形が今川焼き。生地や中身は、ほぼ同じことが多いです。

今川焼きは、地域によって呼び名が多く、大判焼き、回転焼き、おやき、二重焼き、太鼓焼きなどと呼ばれます。呼び名の違いは、会話のきっかけにもなります。

保存は、当日中なら常温、翌日なら冷蔵、長く保存するなら1個ずつラップして冷凍。

温め直しは、電子レンジで中まで温めてから、トースターで皮を焼くと、中はふんわり、皮はパリッと戻ります。

呼び名は違っても、ほっとする味は同じ。寒い日に、温め直したたい焼きや今川焼きを楽しんでください。

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