お歳暮にチョコレートは失礼?選び方とのし・時期の基本を解説

お歳暮にチョコは失礼?
目次

この記事の要約

お歳暮にチョコレートを贈るのは、失礼ではありません。

ただし、条件があります。形式を整えることと、相手を選ぶことです。

お歳暮は、お中元と違って形式を重んじる場面が多い贈答です。のしの有無、贈る時期、包装。ここを外すと、中身がどれだけ良くても印象が下がります。

そして、相手によっては向きません。甘いものを食べない方、目上で格式を重んじる方には、別の選択肢のほうが無難です。

一方で、チョコレートには明確な利点もあります。冬に贈るという点で、季節に合っているのです。 溶ける心配が少なく、日持ちする商品も多くあります。

この記事では、贈ってよい相手の見極め方、のしと時期の基本、選び方を整理します。

結論:形式を整えれば問題ない。ただし相手は選ぶ

先に結論をお伝えします。

チョコレートをお歳暮にすること自体に、マナー上の問題はありません。

ただし、次の2点を押さえてください。

1つめ。のしをつけて、お歳暮として贈る形にすること。 包装なしで渡すと、単なる手土産に見えます。

2つめ。相手の好みと立場を確認すること。 格式を重んじる相手や、甘いものを食べない方には向きません。

そして、こういう相手には向いています。

家族に子どもがいる家庭。 分けて食べられます。

普段からお菓子を贈り合う関係。 気軽に受け取ってもらえます。

洋菓子を好むと分かっている方。 これがいちばん確実です。

逆に、年配の方や、和菓子を好む方、健康上の理由で甘いものを控えている方には、別のものを選んでください。

Know:お歳暮の基本を押さえる

贈る時期

一般的には、12月上旬から12月20日ごろまでとされています。

地域によって差があり、関東では12月初旬から、関西ではやや遅めから、という傾向があると言われます。

年末が近づくほど、相手も忙しくなります。12月10日から15日ごろに届くように手配するのが、私は無難だと考えています。

年内に間に合わなかった場合は、松の内を過ぎてから「寒中見舞い」として贈る方法があります。表書きが変わる点に注意してください。

のしの書き方

お歳暮では、のし紙をつけるのが基本です。

表書きは「御歳暮」。 中央上部に書きます。

水引は紅白の蝶結び。 何度あってもよい贈り物なので、結び切りではなく蝶結びを使います。

名前は水引の下に。 自分の名前を書きます。

購入時に「お歳暮で」と伝えれば、店側が用意してくれます。通販でも、のしの指定ができる商品が多くあります。

内のしか外のしか

配送する場合は内のしが一般的です。包装紙の内側にのしをかけるため、輸送中に傷みません。

手渡しの場合は外のしが使われます。包装紙の上からのしをかけるので、誰からの何の贈り物かがすぐ分かります。

迷ったら、配送なら内のし。これで問題ありません。

喪中の場合

相手または自分が喪中でも、お歳暮を贈ること自体は問題ないとされています。

お歳暮はお祝いではなく、日頃の感謝を伝えるものだからです。

ただし、四十九日を過ぎていない場合は時期をずらす配慮が一般的です。また、のしの水引を控えて、白無地の奉書紙や短冊にする方法もあります。

判断に迷う場合は、購入店に相談してください。

Compare:チョコレートが向く相手・向かない相手

相手向き不向き理由
子どものいる家庭向く家族で分けられる
洋菓子好きと分かっている方向く確実に喜ばれる
親しい親戚・友人向く形式に縛られにくい
取引先(担当者レベル)条件付きで可個包装で分けられるもの
格式を重んじる目上の方避ける定番品のほうが無難
年配の方のみの世帯避ける量が負担になりやすい
和菓子を好む方避ける好みが合わない
甘いものを控えている方避ける相手を困らせる

取引先に贈る場合

個包装で、人数で分けられるものを選んでください。

オフィスに届く場合、担当者個人ではなく部署で分けることが多くなります。大箱でも、中が個包装なら扱いやすくなります。

要冷蔵の商品は避けてください。オフィスに冷蔵庫があるとは限りません。

目上の方に贈る場合

チョコレートが絶対にだめということはありません。

ただし、相手が格式を重んじる方であれば、お歳暮の定番とされる品を選ぶほうが無難です。

洋菓子を好むと分かっている場合に限って、チョコレートを検討してください。

年配の方のみの世帯

量が負担になりやすい相手です。

大箱を贈ると、食べきれずに困らせることがあります。少量で質の良いものを選ぶか、別のものを検討してください。

Do:選び方のポイント

日持ちを優先する

お歳暮は年末に届きます。

相手は、年末年始の予定で忙しい時期です。すぐに食べられるとは限りません。

賞味期限が1か月以上ある商品を選ぶと安心です。板チョコ系、焼き菓子とのセットが該当します。

生チョコやトリュフのような日持ちの短い商品は、お歳暮には向きません。

常温保存できるものを選ぶ

要冷蔵の商品は、相手の冷蔵庫を圧迫します。

年末は、おせちの準備などで冷蔵庫が埋まる時期です。ここに大きな箱が加わると、正直なところ困らせます。

常温保存できる商品を選んでください。

個包装が使いやすい

家族で分ける場合も、来客に出す場合も、個包装のほうが扱いやすくなります。

年末年始は人の出入りがある時期です。そのまま出せる形になっていると、相手にとって便利です。

見た目を整える

お歳暮は、形式が問われる贈答です。

箱入りで、包装がきちんとしている商品を選んでください。簡易包装のものは、この場面には合いません。

冬ならではの選択肢

ホットチョコレートやカカオドリンクは、季節感のある選択肢です。

年末年始に家で過ごす時間が増える相手には、こういうものが喜ばれることがあります。

焼き菓子との詰め合わせも、幅広い年齢層に対応できます。

Do:配送で気をつけること

早めに手配する

12月は配送が集中します。

指定日に届かない可能性を考慮して、余裕を持って注文してください。11月中に注文しておくと安心です。

人気商品は品切れすることもあります。

到着日を指定する

お歳暮は、届く時期に意味があります。

12月10日から15日ごろを目安に、到着日を指定してください。

相手が不在がちな時期であれば、事前に伝えておくとより確実です。

送り状を添える

品物だけが届くと、相手は誰から何が届いたのか分かりません。

通販で直接送る場合は、送り状やメッセージカードを添えられるか確認してください。

別便で挨拶状を送る方法もあります。

冬でも配送環境に注意

冬なので溶ける心配は小さいのですが、油断は禁物です。

暖房の効いた配送センターや、玄関前での置き配。状況によっては温度が上がります。

心配な場合は、クール便対応の有無を確認してください。

Compare:お中元との違い

同じ贈答でも、性格が違います。

項目お中元お歳暮
時期7〜8月12月
重視される度合いやや軽いより重視される
気温の問題溶ける溶けにくい
冷蔵庫の空き比較的ある年末は埋まりがち
相手の忙しさ通常年末で多忙
金額の傾向やや控えめやや高め

チョコレートにとって有利な点

溶けにくいこと。 これは大きな利点です。

お中元でチョコレートを贈るには、クール便や配送環境への配慮が必要になります。お歳暮ではその心配が小さくなります。

不利な点

年末は冷蔵庫が埋まること。 要冷蔵の商品は避けたほうがよい理由がここにあります。

相手が忙しいこと。 すぐに食べられない前提で、日持ちする商品を選んでください。

一般に、お歳暮のほうが重視される

両方贈る場合、お歳暮のほうを厚くするのが一般的とされています。

どちらか一方にする場合は、お歳暮を選ぶ方が多いようです。

予算の考え方

具体的な金額は関係性によって変わるため、考え方を整理します。

日頃お世話になっている相手には、それに見合った金額を。ただし、相手が恐縮するほど高額にしないでください。

毎年贈る関係であれば、前年と大きく変えないことをおすすめします。急に下げると気になり、急に上げると相手が気を遣います。

取引先の場合は、社内に基準があることがあります。確認してください。

金額より、時期と形式を整えることのほうが印象を左右します。ここは押さえてください。

あわせて読みたい関連記事

この記事で参照した情報について

贈る時期やのしの形式については、一般的に広く共有されている慣習をもとに整理しています。地域や家庭によって差があり、統一された決まりがあるわけではありません。

喪中の場合の対応についても、複数の考え方があります。判断に迷う場合は、購入店や年長のご家族に相談されることをおすすめします。

賞味期限や保存条件は商品によって大きく異なります。購入時に各商品の表示をご確認ください。

なお、この記事は贈答の考え方の整理です。アレルギーに関する判断は、原材料表示およびメーカーの情報をご確認ください。

よくある質問

Q. お歳暮にチョコレートは失礼ですか?

失礼ではありません。ただし、のしをつけて形式を整えてください。また、格式を重んじる目上の方や、甘いものを控えている方には向きません。

Q. いつ届くように手配すればいいですか?

12月10日から15日ごろが無難です。年末が近づくほど相手も忙しくなります。注文は11月中に済ませておくと安心です。

Q. のしの表書きは何と書きますか?

「御歳暮」です。水引は紅白の蝶結び、名前は水引の下に書きます。配送する場合は内のしが一般的です。

Q. 年内に間に合わなかった場合は?

松の内を過ぎてから「寒中見舞い」として贈る方法があります。表書きが変わるので注意してください。

Q. 喪中でも贈っていいですか?

お歳暮は感謝を伝えるものなので、問題ないとされています。ただし四十九日前は時期をずらす配慮が一般的です。のしを白無地にする方法もあります。

Q. 要冷蔵の商品は避けるべきですか?

避けたほうが無難です。年末は相手の冷蔵庫が埋まりがちで、置き場所に困らせることがあります。

Q. 取引先に贈る場合の注意点は?

個包装で分けられるものを選んでください。オフィスでは部署内で分けることが多いためです。要冷蔵は避けてください。

Q. お中元とお歳暮、どちらを重視すべきですか?

一般にはお歳暮のほうが重視されます。どちらか一方にする場合は、お歳暮を選ぶ方が多いようです。

まとめ

お歳暮にチョコレートを贈る場合の要点を整理します。

マナー上の問題はありません。 ただし、のしをつけて形式を整えることが前提です。

贈る時期は12月10日から15日ごろを目安にしてください。年末が近づくほど相手は忙しくなります。注文は11月中に済ませておくと安心です。

のしは「御歳暮」、紅白の蝶結び。 配送なら内のしです。

選ぶときは、次の3点を守ってください。

日持ちすること。 賞味期限が1か月以上ある商品が安心です。生チョコやトリュフは向きません。

常温保存できること。 年末の冷蔵庫は埋まっています。要冷蔵は相手を困らせます。

個包装であること。 家族で分けるにも、来客に出すにも扱いやすくなります。

そして、相手を選んでください。子どものいる家庭や洋菓子好きの方には向きますが、格式を重んじる目上の方、年配の方のみの世帯、和菓子を好む方には別の選択肢のほうが無難です。

冬に贈るという点で、チョコレートは季節に合っています。溶ける心配が小さいのは、お中元にはない利点です。

形式と時期。この2つさえ押さえれば、安心して選べる贈り物だと私は思っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次