この記事の要約
十五夜に月見団子をお供えしたい。でも、何個並べるのか、どう積むのか迷う方は多いと思います。
結論から言えば、十五夜なら15個を、ピラミッドのように積むのがよく知られた形です。
| 段 | 個数 |
|---|---|
| 1段目(いちばん下) | 9個(3×3) |
| 2段目 | 4個(2×2) |
| 3段目(いちばん上) | 2個 |
| 合計 | 15個 |
※並べ方には地域や家庭によって違いがあります。
ほかにも、「1年の満月の数にちなんで12個(うるう年は13個)」、「十五夜にちなんで簡略化して5個」など、いくつかの考え方があります。
2026年の十五夜は、9月25日(金)です。
この記事では、数と並べ方の基本、お供えの意味、関東と関西の違い、作り方、お供えしたあとの食べ方までお伝えします。
結論:十五夜は15個をピラミッド型に。無理のない数でもかまわない
先に結論をお伝えします。
十五夜の月見団子は、15個をピラミッド型に積むのが代表的な形です。
ただし、「必ずこうしなければいけない」という決まりはありません。 家族の人数や、食べきれる量に合わせて、次のような数でもかまいません。
| 数 | 考え方 |
|---|---|
| 15個 | 十五夜にちなむ(もっともよく知られる) |
| 12個(うるう年は13個) | 1年の満月の数にちなむ |
| 5個 | 十五夜の「5」にちなんで簡略化 |
| 13個 | 十三夜にちなむ(十三夜のお月見) |
私は、お供えのあとに家族で食べきれる数を選ぶのがいちばんだと考えています。お供えしたものをおいしくいただくことも、お月見の大切な楽しみだからです。
Know:十五夜とは
旧暦8月15日の月
十五夜は、旧暦の8月15日の夜のことです。「中秋の名月」とも呼ばれます。
秋は空気が澄み、月がきれいに見える季節とされています。
2026年の十五夜
2026年の十五夜は、9月25日(金)です。
十五夜の日は、毎年変わります。 新暦(今のカレンダー)と旧暦がずれているためです。
十五夜と満月は、ずれることがある
十五夜の月は、必ずしも満月とは限りません。 1〜2日ずれることがあります。
十三夜
十五夜から約1か月後の旧暦9月13日の夜を、十三夜と呼びます。
十五夜だけ、または十三夜だけお月見をすることを「片見月(かたみづき)」と呼び、縁起がよくないとする言い伝えもあります。
Know:月見団子をお供えする意味
収穫への感謝
十五夜は、秋の収穫に感謝する行事としての意味があると言われています。
もともとは、里芋などの収穫を祝うものでもあったため、十五夜は「芋名月」とも呼ばれます。
団子は月の形
丸い団子は、満月に見立てたものとされています。
米で作った団子をお供えして、収穫への感謝と、これからの豊作や健康を願ったと言われています。
すすきを飾る理由
月見団子と一緒に、すすきを飾ることがよくあります。
- 稲穂の代わり(十五夜の時期は、稲穂がまだ実っていないことがある)
- 魔よけ(すすきの切り口が鋭いことから)
といった意味があると言われています。
秋の果物や野菜も
里芋、栗、ぶどう、梨など、秋の収穫物を一緒にお供えすることもあります。
Do:月見団子の並べ方
15個の並べ方
- 1段目:9個を、縦3個×横3個に並べる
- 2段目:4個を、1段目のくぼみに乗せるように、縦2個×横2個に並べる
- 3段目:2個を、2段目の上に並べる
3段目を1個にして14個にする、3段目の2個を縦向きに置くなど、地域や家庭によって違いがあります。
12個・13個の並べ方
| 数 | 並べ方の例 |
|---|---|
| 12個 | 1段目9個(3×3)+2段目3個 |
| 13個 | 1段目9個(3×3)+2段目4個(2×2) |
5個の並べ方
1段目4個(2×2)+2段目1個です。少人数のご家庭でも気軽にできます。
置く台
三方(さんぽう)という、神社のお供えに使う台に乗せるのが正式な形とされています。
ない場合は、お盆やお皿に、白い紙(半紙など)を敷いて乗せれば十分です。
置く場所
月が見える窓辺や縁側に置くのがよいとされています。月が見えない場合は、月の方角(東〜南の空)に向けて置けばかまいません。
向かって左に団子、右にすすきを置くとよい、と言われることもあります。
Compare:地域による違い
月見団子は、地域によって形や食べ方がかなり違います。
| 地域の例 | 形・特徴 |
|---|---|
| 関東など | 丸い白い団子をピラミッド型に積む |
| 関西など | 里芋のような細長い団子を、こしあんで包むように巻く |
| 名古屋周辺など | しずくのような形で、白・ピンク・茶色などの色がついている |
| 沖縄など | 小豆をまぶした「ふちゃぎ」を食べる |
※一般に紹介されている例です。地域の中でも家庭によって違いがあります。
関西の月見団子
関西の月見団子は、里芋の形に似せた、細長い形が特徴です。
十五夜が「芋名月」と呼ばれ、里芋をお供えしていたことにちなむと言われています。こしあんで包むように巻くものがよく知られています。
Do:月見団子の作り方
材料(15個分の目安)
- 上新粉 100g
- 白玉粉 50g
- 砂糖 大さじ1(なくても可)
- ぬるま湯 120〜140ml程度
上新粉だけだと歯ごたえがあり、白玉粉を混ぜるとやわらかくなります。好みで配合を変えてください。
手順
- ボウルに上新粉、白玉粉、砂糖を入れて混ぜる
- ぬるま湯を少しずつ加えて、耳たぶくらいのやわらかさになるまでこねる
- 15等分して、丸める(大きさをそろえると積みやすい)
- 沸騰したお湯でゆでる(浮き上がってから2〜3分ほど)
- 冷水に取って冷まし、水気をよく切る
きれいに積むコツ
大きさをそろえる。 生地を最初に15等分してから丸めると、大きさがそろいます。
よく水気を切る。 水気が残っていると、滑って崩れやすくなります。
少し平らな面を作る。 下の段は、少し底を平らにすると安定します。
ゆでたあと冷やしすぎない。 冷蔵庫で冷やすと固くなります。お供えする直前に作るのがおすすめです。
Do:お供えしたあとの食べ方
お供えしたらいただく
お供えした月見団子は、お月見が終わったら家族でいただきます。
お供えしたものをいただくことで、ご利益を分けてもらうという考え方があります。
固くなったら温める
時間がたって固くなった団子は、温め直すとやわらかさが戻ります。
| 方法 | ポイント |
|---|---|
| ゆで直す | 沸騰したお湯で1〜2分 |
| 電子レンジ | 水にくぐらせてラップをし、10〜20秒ずつ |
| 焼く | フライパンやトースターで焼き、しょうゆを塗る |
アレンジ
- みたらしのたれをかける
- あんこやきなこをまぶす
- 焼いてしょうゆ味に
- ぜんざいやお汁粉に入れる
日持ちと保存
| 保存方法 | 目安 |
|---|---|
| 常温 | 当日中 |
| 冷蔵 | 1〜2日(固くなる) |
| 冷凍 | 2週間〜1か月程度 |
※手作りの場合の一般的な目安です。市販品は表示を優先してください。
食べきれない場合は、1個ずつラップして冷凍し、食べるときにゆで直すかレンジで温めてください。
Do:お月見の準備チェックリスト
十五夜の当日に慌てないよう、準備を順番にまとめます。
□ 前日まで: 十五夜の日を確認し、上新粉・白玉粉、すすき、秋の果物や里芋を用意する
□ 当日の昼: お供えを置く場所(月の見える窓辺など)を片づけ、お盆と白い紙を準備する
□ 当日の夕方: 団子を作る。生地を先に等分してから丸め、ゆでて水気をよく切る
□ 月が出るころ: 団子とすすきを並べ、向かって左に団子、右にすすきを置く
□ お月見のあと: 団子を下げて家族でいただく。固くなっていたら焼く、ゆで直すなどして食べる
□ 翌日以降: 食べきれない団子は、1個ずつラップして冷凍する
市販の月見団子を使う場合は、当日の夕方に買うと、やわらかい状態でお供えできます。雨や曇りで月が見えなくても、お供えをしてお月見を楽しむのは同じです。天気に左右されず、家族で季節を感じる時間にしてみてください。
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この記事で参照した情報について
十五夜の日付は、国立天文台が公表する暦をもとにしています。
月見団子の数や並べ方、お供えの意味、すすきを飾る理由、地域による違いについては、一般に広く紹介されている内容をもとに整理しています。地域や家庭によって違いがあり、決まった正解があるわけではありません。
作り方の分量は、家庭で作る場合の一般的な目安です。
日持ちの目安は、手作りの場合の一般的なものです。保存料を使っていないため、気温や保存状態によって短くなることがあります。 においや見た目に異変を感じた場合は食べないでください。
なお、団子はのどに詰まりやすい食べ物です。小さなお子さまや高齢の方が食べる場合は、小さく切る、よく噛むなどの配慮をしてください。
よくある質問
Q. 月見団子は何個お供えすればいいですか?
十五夜にちなんで15個がよく知られています。1年の満月の数にちなんで12個(うるう年は13個)、簡略化して5個とする考え方もあります。
Q. 15個はどう並べればいいですか?
1段目に9個(3×3)、2段目に4個(2×2)、3段目に2個を積むピラミッド型がよく知られています。
Q. 2026年の十五夜はいつですか?
2026年9月25日(金)です。十五夜の日は毎年変わります。
Q. すすきを飾るのはなぜですか?
稲穂の代わりや、切り口が鋭いことから魔よけの意味があると言われています。
Q. 関西の月見団子はなぜ形が違うのですか?
十五夜が「芋名月」と呼ばれ、里芋をお供えしていたことにちなんで、里芋のような細長い形にしていると言われています。
Q. 三方がなくてもいいですか?
お盆やお皿に白い紙を敷いて乗せれば十分です。
Q. お供えした団子は食べてもいいですか?
お月見が終わったら家族でいただきます。固くなったら、ゆで直すか、焼いてしょうゆをつけるとおいしく食べられます。
Q. 月見団子はどれくらい日持ちしますか?
手作りなら常温で当日中、冷蔵で1〜2日が目安です。冷蔵すると固くなるので、食べきれない分は冷凍がおすすめです。
まとめ
月見団子の数と並べ方を整理します。
十五夜の月見団子は、15個をピラミッド型に積むのが代表的な形です。1段目9個、2段目4個、3段目2個。
12個、13個、5個など、ほかの考え方もあります。決まりはないので、家族で食べきれる数を選んでください。
2026年の十五夜は9月25日(金)です。
月見団子には、秋の収穫への感謝と、満月に見立てた丸い形の意味があると言われています。すすきは稲穂の代わりや魔よけとして飾ります。
地域によって形はさまざまです。関西では、里芋のような細長い団子をこしあんで巻いたものがよく知られています。
手作りするなら、生地を最初に15等分して大きさをそろえ、水気をよく切るときれいに積めます。
お月見が終わったら、焼いてしょうゆを塗ったり、みたらしにしたりして、おいしくいただいてください。

