チョコレートを食べると鼻血が出るって本当?昔から言われる理由と、鼻血が出たときの対処

なぜチョコレートを食べると鼻血が出るのか?意外な事実と注意点を紹介
目次

この記事の要約

「チョコレートを食べすぎると鼻血が出るよ」。子どものころ、家族にそう言われた方も多いのではないでしょうか。

チョコレートを食べることが鼻血の原因になる、とはっきり言える根拠は、一般には示されていません。この話は、昔からの言い伝えとして広がってきたものと考えられています。

言い伝えが広がった背景としては、次のようなことがよく挙げられます。

  • チョコが特別なごちそうだった時代に、食べ過ぎを戒める言葉として使われた
  • 子どもは鼻血を出しやすい年ごろがあり、たまたまチョコを食べた時期と重なった
  • 食べ過ぎを止めたい大人の、分かりやすい注意の言葉だった

鼻血が出たときは、正しい止め方を知っておくことが大切です。止まらない、何度も繰り返す場合は、医療機関に相談してください。

この記事では、言い伝えの受け止め方、鼻血の止め方、受診の目安、チョコとの付き合い方を整理します。

結論:チョコが原因とは言えない。鼻血は正しく止め、繰り返すなら受診

先に結論をお伝えします。

疑問考え方
チョコを食べると鼻血が出る?チョコが原因とはっきり言える根拠は一般に示されていない
なぜそう言われる?食べ過ぎを戒める言い伝えとして広がったと考えられる
鼻血が出たら?座って少しうつむき、小鼻を指でつまんで圧迫する
受診の目安止まらない、繰り返す、ほかの症状もある
チョコの食べ過ぎは?鼻血とは別に、量には気をつける

Know:言い伝えが広がった背景として考えられること

チョコが「特別なお菓子」だった

チョコレートが今ほど手軽ではなかった時代には、ごちそうとして大切に食べるものでした。「食べすぎると鼻血が出る」は、食べ過ぎを戒める言葉として使われたと考えられます。

子どもは鼻血を出しやすい

鼻の入り口近くには、細い血管が集まっている場所があり、鼻をいじったり、こすったり、乾燥したりすると、出血しやすいといわれています。子どもは鼻血を出しやすい年ごろがあります。

たまたまチョコを食べた日に鼻血が出ると、「チョコのせい」と結びつけて覚えやすいのかもしれません。

分かりやすい注意の言葉

「虫歯になるよ」「太るよ」と同じように、子どもに伝わりやすい注意として、家庭で受け継がれてきたと考えられます。

Know:鼻血が出やすくなる、よくあるきっかけ

きっかけ
鼻をいじる・こする指で触る、強くかむ
乾燥冬の暖房、乾いた空気
鼻の粘膜の刺激かぜや花粉の季節に鼻をよくかむ
ぶつける遊びやスポーツでの打撲
のぼせ長風呂など

チョコを食べたかどうかより、こうしたきっかけを振り返ってみてください。

Do:鼻血が出たときの止め方

正しい止め方

  1. 座って、少しうつむく
  2. 小鼻(鼻の柔らかい部分)を、親指と人差し指でしっかりつまむ
  3. そのまま10分ほど、途中で離さずに圧迫する
  4. 口にたまった血は、飲み込まずに出す

やらないほうが良いこと

よくある行動理由
上を向く血がのどに流れて、気分が悪くなることがある
首の後ろをたたく止める効果は期待できない
途中で何度も確認する圧迫が途切れて止まりにくい
ティッシュを奥まで詰めて放置取り出すときに再出血することがある

Do:受診したほうが良い目安

次のような場合は、医療機関(耳鼻咽喉科など)に相談してください。

  • 20〜30分圧迫しても止まらない
  • 何度も繰り返す
  • 出血の量が多い
  • 顔や頭を強くぶつけたあとに出た
  • あざができやすい、歯ぐきからも出血するなど、ほかの症状もある
  • 血をさらさらにする薬を飲んでいる

止まらないときや、様子がおかしいときは、ためらわずに受診してください。

Know:チョコの食べ過ぎで気をつけたいこと

鼻血とは別に、チョコレートの食べ過ぎには気をつけたい点があります。

気をつけたいこと理由
エネルギー・脂質・糖質チョコは100gあたり500〜600kcal前後のものが多い
カフェイン・テオブロミン特に高カカオ。子どもは少なめに
虫歯甘いものを食べたら口の中をきれいに
食事に響くおやつの量と時間を決める

「鼻血が出るからダメ」ではなく、「量と時間を決めて楽しもう」と伝えるほうが、子どもにも分かりやすいと私は感じています。

Compare:言い伝えと、今の考え方

言い伝え今の考え方
チョコを食べすぎると鼻血が出るチョコが原因とは言えない。食べ過ぎには別の理由で注意
鼻血が出たら上を向く座って少しうつむき、小鼻をつまむ
首の後ろをトントンする圧迫して止める

Decide:こんなときはどうする?

  • [ ] チョコを食べた日に鼻血が出た → まず正しく止める。チョコのせいと決めつけない
  • [ ] 子どもが鼻血を繰り返す → 鼻をいじる癖や乾燥を見直し、続くなら受診
  • [ ] 鼻血が止まらない → 医療機関に相談する
  • [ ] 子どもがチョコを食べ過ぎる → おやつの時間と量を決める
  • [ ] 薬を飲んでいて鼻血が出やすい → 主治医に相談する

Know:冬の鼻の乾燥対策

乾燥する季節は、鼻の粘膜も乾きやすくなります。

  • 部屋の湿度に気をつける
  • こまめに水分をとる
  • 鼻を強くかみすぎない
  • 爪を短く切り、鼻をいじらない

Know:ほかにもある「食べ物の言い伝え」

チョコと鼻血のように、食べ物にまつわる言い伝えは、ほかにもあります。多くは、子どもに食べ方を教えるための言葉として受け継がれてきたと考えられます。

言い伝えの例込められた意味として考えられること
食べてすぐ寝ると牛になる食後すぐに横にならないように
甘いものばかり食べると歯が溶ける歯みがきを大切に
夜にお菓子を食べるとお化けが出る夜のお菓子を控えるように
チョコを食べすぎると鼻血が出る食べ過ぎないように

言い伝えの「理由」は正確でなくても、「食べ過ぎに気をつけよう」という気持ちは大切にしたいと、私は思っています。

Do:子どもに伝えるときの言い換え

言い伝え言い換えの例
鼻血が出るよおやつは3時に2かけね
食べちゃダメ今日はもう食べたから、また明日ね
虫歯になるよ食べたら歯みがきしようね
太るよごはんが食べられなくなるから、少しにしようね

こわがらせるより、ルールを分かりやすく伝えるほうが、子どもも納得して守りやすいと感じています。

鼻血に備えて家に用意しておくもの

  • ティッシュやガーゼ
  • 汚れても良いタオル
  • かかりつけの耳鼻咽喉科や、夜間の相談先の連絡先

子どもが鼻血を出すと、大人もあわててしまいます。止め方を家族で共有しておくと、落ち着いて対応できます。

よくある失敗例と対策

鼻血が出たときに、起こりやすい失敗です。

よくある失敗起こりやすい理由対策
上を向く昔からそう言われてきた座って少しうつむく
首の後ろをたたく言い伝えを信じている小鼻をつまんで圧迫する
何度も確認して圧迫が途切れる止まったか気になる10分ほど離さずに圧迫する
ティッシュを奥まで詰めて放置早く止めたい取り出すときに再出血することがある
繰り返すのに様子を見続けるよくあることだと思う繰り返す、止まらない場合は受診

子どもの鼻血に備えて

止め方を家族で共有し、かかりつけの医療機関の連絡先を控えておくと、あわてずに対応できます。

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この記事で参照した情報について

鼻血の止め方や受診の目安は、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会などが一般向けに公表している情報を参考にしています。

チョコレートの栄養成分やカフェインの一般的な情報は、消費者庁農林水産省食品安全委員会の情報を参考にしています。

体験は私個人のものです。鼻血が止まらない、繰り返す、ほかの症状もある場合は、医療機関にご相談ください。

よくある質問

Q. チョコレートを食べると本当に鼻血が出ますか?

チョコを食べることが鼻血の原因になるとはっきり言える根拠は、一般には示されていません。昔からの言い伝えと考えられています。

Q. なぜ「チョコで鼻血」と言われるようになったのですか?

食べ過ぎを戒める言葉として使われたことや、子どもが鼻血を出しやすい時期とたまたま重なったことなどが考えられます。

Q. 鼻血が出たら上を向いたほうが良いですか?

上を向くと血がのどに流れることがあります。座って少しうつむき、小鼻をつまんで10分ほど圧迫してください。

Q. どれくらい止まらなければ受診すべきですか?

20〜30分圧迫しても止まらない場合や、何度も繰り返す場合は、医療機関に相談してください。

Q. 子どもがよく鼻血を出します。チョコを控えたほうが良いですか?

チョコより、鼻をいじる癖や乾燥などを見直してみてください。繰り返す場合は受診してください。

Q. チョコの食べ過ぎで気をつけることは何ですか?

エネルギーや脂質・糖質のとり過ぎ、カフェイン、虫歯などです。量と時間を決めて楽しんでください。

Q. 高カカオチョコなら鼻血の心配はないですか?

チョコの種類で鼻血が決まるとは言えません。高カカオはカフェインが多めなので、子どもには少量にしてください。

Q. 鼻にティッシュを詰めても良いですか?

奥まで詰めて放置すると、取り出すときに再出血することがあります。まずは小鼻をつまんで圧迫してください。

Q. 大人でも鼻血が繰り返すことはありますか?

あります。薬を飲んでいる方や、繰り返す場合は、医療機関に相談してください。

Q. 鼻血が出たあと、チョコを食べても大丈夫ですか?

鼻血が止まって落ち着いていれば、チョコを食べることを特に控える必要はないと考えます。気になる場合は医療機関に相談してください。

Q. 鼻血を止めたあと、気をつけることはありますか?

しばらくは鼻を強くかんだり、いじったりしないようにしてください。長風呂や激しい運動も控えめにすると安心です。

Q. 鼻血が出やすい子に、チョコ以外で気をつける食べ物はありますか?

特定の食べ物で鼻血が出やすくなるとは言えません。乾燥や鼻をいじる癖などを見直し、繰り返す場合は医療機関に相談してください。

まとめ

「チョコレートを食べると鼻血が出る」という言い伝えについて整理します。

チョコが鼻血の原因になるとはっきり言える根拠は、一般には示されていません。 食べ過ぎを戒める言い伝えとして広がったと考えられます。

鼻血が出たら、座って少しうつむき、小鼻をつまんで10分ほど圧迫してください。止まらない、繰り返す場合は受診を。

チョコの食べ過ぎには、エネルギーやカフェイン、虫歯など、別の理由で気をつけましょう。

正しい知識で、安心してチョコを楽しんでください。

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