高カカオチョコレートのマグネシウム含有量は?表示の見方と、食事全体で考えるときのポイント

高カカオチョコレートはマグネシウム補給に役立つ?含有量と特徴を解説
目次

この記事の要約

「高カカオチョコレートはマグネシウムが多い」と聞いたことはありませんか。

カカオには、マグネシウムなどのミネラルが含まれ、カカオ分が高いほど、ミルクチョコより多い傾向があります。

ただし、次のことを知っておいてください。

  • マグネシウムは任意表示で、パッケージに書かれていない商品が多い
  • 1回に食べる量(個包装1〜2枚)では、それほど多くない
  • 「マグネシウムをとるためにチョコを食べる」のはおすすめしない
  • ミネラルは、海藻、豆類、穀物、ナッツ、野菜など、食事全体から考えるのが基本
  • サプリメントを使っている方や、腎臓などの持病で食事の指導を受けている方は、医師に相談

高カカオチョコレートは、ミネラル補給のための食品ではなく、お菓子です。この記事では、表示の見方、量の考え方、ほかの食品との比べ方、注意点を整理します。

結論:含まれるが食べる量は少ない。ミネラルは食事から、チョコはお菓子として

先に結論をお伝えします。

疑問考え方
高カカオチョコにマグネシウムは多い?カカオ由来で、ミルクチョコより多い傾向
表示で分かる?任意表示なので書かれていないことが多い
1〜2枚でどれくらい?食べる量が少ないので多くない
マグネシウムのために食べる?食事全体から考え、チョコはお菓子として
注意したい人サプリ使用中、食事の指導を受けている方

Know:カカオとマグネシウム

カカオに含まれるミネラル

カカオ豆には、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛、銅などのミネラルが含まれます。

カカオ分との関係

カカオ分が高いほど、カカオ由来の原料が多いので、マグネシウムも多くなる傾向があります。

チョコの種類マグネシウムの傾向
ホワイトチョコ少ない
ミルクチョコ少なめ
高カカオ(70%台)多め
高カカオ(90%以上)さらに多め

Know:表示の見方と調べ方

任意表示

栄養成分表示で義務なのは、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量です。マグネシウムは任意なので、書かれていない商品が多いです。

表示がある場合の換算

表示(100gあたり)の例1枚5g2枚10g
マグネシウム 200mg約10mg約20mg
マグネシウム 300mg約15mg約30mg

※計算の例です。実際の数値は商品ごとに違います。

表示がない場合

  • メーカーのウェブサイト
  • お客様相談窓口
  • 文部科学省「日本食品標準成分表」のチョコレート類の値(一般的な目安)

Compare:1回に食べる量で比べる

食品1回の量の目安考え方
高カカオチョコ個包装1〜2枚おやつとして少量
素焼きアーモンド10粒前後おやつとして少量
納豆1パック食事の中で
豆腐1/3丁程度食事の中で
ひじき・わかめ小鉢1杯食事の中で
玄米ごはん茶碗1杯主食として
ほうれん草小鉢1杯食事の中で

100gあたりの数値では高カカオチョコが目立つことがあっても、1回に食べる量で考えると、食事からとる量のほうが大きいことが多いです。

Know:注意したい人

サプリメントを使っている方

マグネシウムなどのサプリメントを使っている場合は、製品の表示や、医師・薬剤師の指示に従ってください。チョコで量を足す、という考え方はおすすめしません。

食事の指導を受けている方

腎臓などの持病で、ミネラルの量について指導を受けている方は、カカオ製品を食べる前に、主治医や管理栄養士に確認してください。

子ども

体が小さいので、大人と同じ量は多めです。カフェインもあるので、少量に

Know:「マグネシウムで◯◯」という情報の受け止め方

「チョコのマグネシウムで◯◯が良くなる」といった情報を見かけることがあります。

成分が含まれていることと、チョコを食べて体に何かが起こることは、別の話です。一般の食品で、体への作用をうたうことは法律で制限されています。慎重に受け止めてください。

Do:高カカオチョコの楽しみ方

量を決める

個包装1〜2枚を、おやつの時間に

ナッツと合わせる

素焼きアーモンド数粒と一緒に香ばしさで苦みがやわらぎます。合計のエネルギーには注意

食事はしっかり

ミネラルは、主食・主菜・副菜のそろった食事から。チョコはお楽しみとして。

Decide:こんなときはどうする?

  • [ ] マグネシウムをとるためにチョコを食べたい → 食事全体から考え、チョコはお菓子として
  • [ ] 表示にマグネシウムがない → メーカー情報や食品成分表を参考に
  • [ ] サプリメントを使っている → 製品の表示や医師・薬剤師の指示に従う
  • [ ] 食事の指導を受けている → 主治医や管理栄養士に確認する
  • [ ] ナッツと一緒に楽しみたい → 合計量を決める

Know:食事でミネラルを考えるヒント

食事の例取り入れやすい食材
朝食納豆、みそ汁(わかめ、豆腐)
昼食玄米や雑穀ごはん、青菜のおひたし
夕食ひじきの煮物、豆の料理
おやつ素焼きナッツ、高カカオチョコを少し

食事で気になることがある方は、管理栄養士などに相談すると、生活に合ったアドバイスをもらえます。

Compare:ミルクチョコと高カカオチョコ

項目ミルクチョコ高カカオチョコ
マグネシウムの傾向少なめ多め
糖質多め少なめ
脂質多い多い
カフェイン少なめ多め
甘さ甘い控えめ

※一般的な傾向です。商品の配合で違います。

Do:ミネラルが気になる方の食べ方の工夫

チョコは「量を決めたおやつ」

ミネラルのためではなく、好きな味として、1回1〜2枚

おやつにナッツを少し

素焼きナッツも、おやつとして取り入れやすい食品です。チョコと合わせるなら、合計の量を決めます。

食事に豆類や海藻を

みそ汁にわかめや豆腐、納豆、ひじきの煮物など、毎日の食事に取り入れやすい食材を意識します。

気になることは相談する

持病や食事の指導がある方は、自己判断で食べ物を増やしたり減らしたりせず、相談してください。

Compare:カカオ製品のミネラルの考え方

製品1回の量ポイント
高カカオチョコ個包装1〜2枚カカオ分が高いほど多め
純ココアティースプーン2杯飲む量と回数
カカオニブ小さじ1程度カカオそのもの
ミルクチョコ数かけら少なめ

カカオ製品を何種類もとるときは、合計の量を意識してください。

よくある失敗例と対策

マグネシウムの話題で、起こりやすい失敗です。

よくある失敗起こりやすい理由対策
チョコでミネラルを補おうとして量が増える食品で補えると思うミネラルは食事全体から
サプリとチョコの両方で「多め」にとる合計を考えていないサプリは製品の表示や医師・薬剤師の指示に従う
100gあたりの数値だけを見る食べる量を考えていない1枚あたりに換算する
食事の指導を受けているのに自己判断少量なら大丈夫と思う主治医や管理栄養士に確認する
高カカオを夜にたくさん食べる体のためと思うカフェインを考えて日中に少量

食事で取り入れやすい食材

海藻、豆類、穀物、ナッツ、青菜などを、毎日の食事に少しずつ取り入れると、無理なく続けやすいです。

Do:ミネラルの表示を確認する手順

すべての商品に、ミネラルの含有量が表示されているわけではありません。 表示義務のある項目は決まっており、それ以外は任意表示です。

  1. パッケージ裏の栄養成分表示を見る
  2. 記載がなければ、メーカーの公式サイトの商品ページを見る
  3. それでも分からない場合は、メーカーのお客様相談窓口に問い合わせる
  4. 食品全般の目安としては、文部科学省の日本食品標準成分表を参照する

ネット上に出回っている数値は、出典が不明なことがあります。メーカーの公式情報と公的な資料を優先してください。

単位をそろえて考える

表示の単位1枚あたりに直す方法
1枚あたりそのまま使える
1袋あたり枚数で割る
100gあたり1枚の重さをかけて100で割る

100gあたりの数値をそのまま「食べる量」と考えると、実際よりかなり多く見積もることになります。必ず、自分が食べる量に換算してください。

Know:食事全体で考えるという視点

ミネラルは、特定の食品だけでとるものではなく、毎日の食事全体からとるものと考えられています。お菓子を増やして補おうとすると、エネルギーや脂質、糖質も一緒に増えます。

  • 海藻、豆類、穀物、種実類、青菜などを、食事に少しずつ取り入れる
  • お菓子は嗜好品として、量を決めて楽しむ
  • サプリメントを使う場合は、製品の表示や、医師・薬剤師の指示に従う
  • 食事の指導を受けている方は、自己判断せず主治医や管理栄養士に相談する

気になる数値が分かったら、メモして相談の場に持っていくと、具体的な目安をもらいやすくなります。

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この記事で参照した情報について

栄養成分表示の義務項目と任意項目の考え方は消費者庁、食品の一般的な成分値は文部科学省「日本食品標準成分表」を参考にしています。

食事全体の考え方は、厚生労働省の食生活に関する情報を参考にしています。

体験は私個人のものです。サプリメントを使っている方、食事の指導を受けている方は、医師や管理栄養士、薬剤師にご相談ください。

よくある質問

Q. 高カカオチョコレートにマグネシウムは多いですか?

カカオ由来のマグネシウムを含み、ミルクチョコより多い傾向があります。量は商品によって違います。

Q. マグネシウムをとるためにチョコを食べても良いですか?

おすすめしません。ミネラルは食事全体から考え、チョコはお菓子として楽しんでください。

Q. マグネシウムの表示がないのはなぜですか?

任意の表示項目だからです。メーカーの情報や食品成分表で調べられます。

Q. 1枚でどれくらいのマグネシウムがとれますか?

商品によって違います。100gあたりの表示なら、1枚の重さをかけて100で割ると換算できます。

Q. サプリメントと一緒に食べても大丈夫ですか?

サプリメントの使い方は製品の表示や、医師・薬剤師の指示に従ってください。

Q. 持病があり、ミネラルの量を指導されています。

カカオ製品を食べる前に、主治医や管理栄養士に確認してください。

Q. ココアにもマグネシウムは含まれますか?

カカオ由来のミネラルを含みます。量は商品の表示や食品成分表で確認してください。

Q. 子どもにあげても良いですか?

大人より少なめにしてください。カフェインも含まれます。

Q. マグネシウムの多い食べ物は何ですか?

海藻、豆類、穀物、ナッツ、青菜などに含まれます。食事の中で取り入れてください。

まとめ

高カカオチョコレートのマグネシウムについて整理します。

カカオにはマグネシウムが含まれ、カカオ分が高いほど多い傾向があります。ただし任意表示で書かれていないことが多く、1〜2枚で食べる量は多くありません。

ミネラルは、海藻、豆類、穀物、ナッツ、野菜など、食事全体から考えるのが基本です。「マグネシウムで◯◯」という情報は慎重に受け止めてください。

サプリメントを使っている方、食事の指導を受けている方は、医師などに相談してください。

好きな味を、量を決めて楽しんでください。

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