高カカオチョコを食べると眠れない?夜に食べるなら何時までが目安か

夜のチョコは何時まで?
目次

この記事の要約

夜に高カカオチョコレートを食べると、なかなか寝つけない。そう感じる方がいます。

チョコレートに含まれるカフェインは、飲み物と比べるとかなり少なめです。高カカオ5枚でも、ドリップコーヒー4分の1杯分ほどです。

それでも眠りに影響を感じる理由として、次のようなことが考えられます。

カフェインの仲間「テオブロミン」が多く含まれる。 高カカオではカフェインのおよそ10倍です。作用は穏やかですが、体内に長くとどまるとされています。

寝る前に食べると、胃が働き続ける。 脂質が多いため、消化に時間がかかります。

感じ方には大きな個人差がある。 少量でも影響を感じる方がいます。

この記事では、「何時までに食べればよいか」の目安と、眠りを妨げにくい食べ方を中心に整理します。

結論:寝る6時間前までを目安に。夜はノンカフェインの工夫を

先に結論をお伝えします。

高カカオチョコレートは、寝る時間の6時間前くらいまでに食べるのをひとつの目安にしてください。

たとえば、23時に寝るなら、17時ごろまでです。

この数字は、厳密な基準ではありません。ただ、カフェインやテオブロミンが体に残る時間を考えると、夕方以降は控えめにしておくのが無難だと私は考えています。

そして、夜にどうしても甘いものが欲しいときは、次の工夫ができます。

カカオ分の低いもの(ミルクチョコ)を少量にする。
ホワイトチョコにする。 カフェインもテオブロミンもほとんど含まれません。
飲み物は麦茶やルイボスティーなど、ノンカフェインにする。

寝つきの悪さが長く続く場合は、チョコレート以外の原因も考え、医療機関に相談してください。

Know:なぜ眠りに影響するのか

カフェインは少なめ

食べる量カフェインの目安
高カカオ1枚(5g)約4mg
高カカオ5枚(25g)約20mg
ドリップコーヒー150ml約90mg

チョコレートのカフェインは、コーヒーと比べるとかなり少ないことが分かります。

テオブロミンは多い

一方で、テオブロミンは多く含まれます。

食べる量テオブロミンの目安
高カカオ1枚(5g)約40mg
高カカオ5枚(25g)約200mg

テオブロミンは、カフェインと同じグループの成分です。覚醒作用はカフェインより弱いとされていますが、体内で分解されるまでに時間がかかると言われています。

体に残る時間の考え方

カフェインやテオブロミンが体内で半分に減るまでの時間には、個人差が大きいとされています。

一般に、カフェインは数時間、テオブロミンはそれより長めと紹介されることが多いようです。

体質、年齢、妊娠の有無、服用している薬などによっても変わります。

だから「何時間前なら絶対に大丈夫」とは言えません。 目安として考えてください。

脂質で胃が働き続ける

高カカオチョコレートは、脂質が多く、消化に時間がかかります。

寝る直前に食べると、胃が消化を続けている状態で横になることになります。

これが、寝つきの悪さや眠りの浅さにつながると感じる方もいます。

甘いものを食べる習慣そのもの

夜に甘いものを食べる習慣が、生活リズムや満腹感に影響することもあります。

チョコレートの成分だけでなく、「夜遅くに間食をしている」こと自体を見直す価値もあると思います。

Compare:時間帯による違い

食べる時間眠りへの影響の目安おすすめ度
午前〜昼影響しにくい高い
午後3時ごろ影響しにくい高い
夕方(寝る6時間前)人によっては影響
夕食後影響を感じやすい低い
寝る直前影響を感じやすい避けたい

※個人差があります。あくまで目安です。

もっともおすすめなのは、午後3時ごろです。

夕食までの空腹をやわらげる効果もあり、寝る時間までも十分に間があきます。

Compare:夜に食べるならどれがよいか

種類カフェインテオブロミン夜の向き不向き
高カカオ(86%以上)多め多い向かない
高カカオ(72%)多いあまり向かない
ミルクチョコ少ない少なめ少量なら
ホワイトチョコほぼなしほぼなし比較的向く

※ホワイトチョコは糖質と脂質が多いため、量には注意してください。

夜にどうしても食べたいなら、カカオ分の低いものを少量にしてください。

ただし、ミルクチョコやホワイトチョコは糖質が多いので、食べすぎには注意が必要です。

Do:眠りを妨げにくい食べ方

1. 食べる時間を午後の早い時間に移す

これがいちばん効果的だと感じています。

高カカオチョコレートは、午後3時ごろまでに食べるようにしてください。

2. 夕方以降はカカオ分を下げる

夕方以降に食べるなら、ミルクチョコやカカオ分の低いものを少量に。

3. 飲み物に気をつける

夜はノンカフェインの飲み物を選んでください。

飲み物カフェイン
麦茶なし
ルイボスティーなし
そば茶なし
ホットミルクなし
ほうじ茶あり(煎茶と同程度)
紅茶あり
コーヒー多い

ほうじ茶にもカフェインは含まれます。 夜に避けたいなら、麦茶やルイボスティーを選んでください。

4. 1日の合計を考える

コーヒーやお茶も含めた1日のカフェインの合計を考えてください。

コーヒーを何杯も飲んでいるなら、チョコより先にそちらを見直すほうが効果的です。

5. 寝る直前は何も食べない

寝る2〜3時間前からは、間食を控えると、胃が休まった状態で眠りにつけます。

6. 自分の体で確かめる

感じ方には個人差があります。

チョコを食べた日と食べなかった日で、寝つきを比べてみると、自分に合った時間が分かりやすくなります。

Know:チョコ以外の原因も考える

寝つきの悪さの原因は、チョコレートだけとは限りません。

スマートフォンやパソコンの画面を寝る直前まで見ている。
夕方以降のコーヒーやエナジードリンク。
運動不足、昼寝のしすぎ。
ストレスや悩みごと。
寝室の温度、明るさ、音。
寝る直前の入浴(熱いお湯)や飲酒。

チョコレートの時間を変えても変わらない場合は、こうした点も見直してみてください。

Do:受診を考えたい場合

次のような場合は、チョコレートの食べ方だけで解決しようとせず、医療機関に相談してください。

  • 寝つけない、夜中に何度も目が覚める状態が、1か月以上続いている
  • 眠れないことで、日中の生活や仕事に支障が出ている
  • いびきがひどい、寝ている間に呼吸が止まっていると言われた
  • 気分の落ち込みや、強い不安が続いている
  • 足がむずむずして眠れない

かかりつけ医、または睡眠外来や心療内科などが相談先になります。

私が時間を変えて感じたこと

実体験を書きます。

私は以前、夕食後に高カカオチョコレートを食べるのが習慣でした。

「甘いものを食べるなら、せめて高カカオで」と考えていたのです。86%を3〜4枚、テレビを見ながら食べていました。

その頃、なかなか寝つけない日が多くありました。

最初はチョコのせいだとは思いませんでした。カフェインは少ないと聞いていたからです。

しかし、テオブロミンが多く、体に長くとどまるとされることを知り、試しに食べる時間を変えてみました。

午後3時ごろに移し、夕食後はチョコを食べない。 夜に甘いものが欲しいときは、ホットミルクにしました。

すると、寝つきはかなり良くなりました。

ただ、正直に書くと、同じ時期に夕方のコーヒーもやめています。 だから、改善の理由がチョコなのかコーヒーなのか、両方なのかは分かりません。

それでも、夜のカフェイン類をまとめて減らしたことが、私には合っていたのだと思います。

Do:夜に甘いものが欲しくなったときの代わり

夕食後に、どうしても甘いものが欲しくなることはあると思います。そんなときに私が試してよかったものを挙げます。

ホットミルク。 温かさでほっとして、甘いもの欲がおさまることがあります。はちみつを少し加えても構いません。

ルイボスティーやカフェインを含まないハーブティー。 温かい飲み物をゆっくり飲むだけで、間食をしなくても満足できる日があります。

バナナ半分や、少量の果物。 カフェインを含まず、自然な甘さがあります。

ホワイトチョコを1かけ。 カフェインもテオブロミンもほとんど含まれません。ただし糖質と脂質は多いので、あくまで少しだけにしてください。

大切なのは、夜は「甘いもの=高カカオ」にしないことです。昼間は高カカオ、夜はカフェインを含まないもの。時間帯で選ぶものを変えるだけで、我慢している感覚はかなり減りました。

なお、寝る直前に何かを食べると、どの食べ物でも胃が働き続けます。食べるなら、寝る2〜3時間前までを意識してください。

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この記事で参照した情報について

カフェインとテオブロミンの含有量は、文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」、海外の食品成分データ、各商品の表示などをもとにした目安です。

カフェインやテオブロミンが体内にとどまる時間については、一般に紹介されている傾向をもとに記載しています。個人差が大きく、体質、年齢、妊娠、服薬などによって変わります。

「寝る6時間前」という目安は、私が一般的な情報をもとに提案しているものであり、公的な基準ではありません。

受診を考えたい症状は、一般的な目安として記載したものです。

なお、この記事は食べ方に関する一般的な情報であり、診断や治療を目的としたものではありません。不眠が続く方、睡眠薬などを服用している方は、医師にご相談ください。

よくある質問

Q. 高カカオチョコを食べると眠れなくなりますか?

カフェインは少なめですが、仲間のテオブロミンが多く含まれ、体内に長くとどまるとされています。感じ方には個人差があります。

Q. 何時までに食べればいいですか?

寝る時間の6時間前くらいまでをひとつの目安にしてください。23時に寝るなら17時ごろまでです。午後3時ごろまでに食べるのがもっとも無難です。

Q. カフェインはコーヒーより少ないのに、なぜ影響するのですか?

テオブロミンが多いこと、脂質が多く消化に時間がかかることが考えられます。ただし個人差が大きく、影響を感じない方もいます。

Q. 夜に甘いものが欲しいときはどうすればいいですか?

カカオ分の低いものを少量にするか、ホワイトチョコにしてください。飲み物は麦茶やルイボスティーなどノンカフェインを選んでください。

Q. ホワイトチョコなら夜でも大丈夫ですか?

カフェインもテオブロミンもほとんど含まれません。ただし糖質と脂質は多いので、量には注意してください。

Q. ほうじ茶はカフェインが少ないですか?

煎茶と同じくらい含まれます。夜に避けたいなら、麦茶やルイボスティーを選んでください。

Q. チョコをやめても眠れません。

スマートフォン、コーヒー、ストレス、寝室の環境など、ほかの原因も考えられます。1か月以上続く場合は、医療機関に相談してください。

Q. 子どもに夜チョコを与えても大丈夫ですか?

体が小さいぶん影響を受けやすいと考えられます。夕方以降は控えめにし、高カカオは避けたほうが無難です。

まとめ

高カカオチョコレートと眠りの関係を整理します。

チョコレートのカフェインは、コーヒーと比べるとかなり少なめです。高カカオ5枚でも、コーヒー4分の1杯分ほどです。

それでも眠りに影響を感じる理由として、テオブロミンが多く体内に長くとどまるとされること脂質が多く消化に時間がかかることが考えられます。感じ方には個人差があります。

食べる時間の目安は、寝る6時間前くらいまで。 もっとも無難なのは、午後3時ごろです。

夕方以降に食べるなら、カカオ分を下げて少量に。飲み物は、麦茶やルイボスティーなどノンカフェインを選んでください。ほうじ茶にもカフェインは含まれます。

私は夕食後に86%を食べる習慣をやめ、午後3時に移してから寝つきが良くなりました。同時にコーヒーも減らしたので、どちらが効いたのかは分かりませんが、夜のカフェイン類をまとめて減らしたことが合っていたのだと思います。

そして、寝つきの悪さが1か月以上続く、日中の生活に支障が出ている、といった場合は、チョコレートの問題だけと考えず、医療機関に相談してください。

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